ピエゾのススメ
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2部 ピエゾによる一般治療および小外科手術64支台歯形成島田昌明(山口県開業:近未来オステオインプラント学会)2‐4‐1使用チップDr.島田昌明の術式ポイント 審美領域の歯冠修復では、歯肉縁下にマージンを設定することが一般的である。支台歯形成におけるフィニッシュラインの形態としては、補綴物のマテリアルに応じてスロープドショルダー(メタルセラミッククラウン)もしくはラウンデッドショルダー(オールセラミッククラウン)を選択することになる1)。シャンファー(メタルクラウン)に比べて歯質削除量が多くなるため、歯肉縁下の形成が格段に難しくなる。具体的にはJシェイプ(遊離エナメル)の形成と辺縁歯肉の損傷が問題となる。 そこで、リマージングの際にワンポイントリリーフとしてSG15Aを用いることは、歯肉を傷つけることなくJシェイプの修正ができる点においてきわめて有効な方法である2、3)。SG15Aモード選択 サージモードパワー設定 50%
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