ピエゾのススメ
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2部 ピエゾによる一般治療および小外科手術44ルートプレーニングおよび骨平坦化島田昌明(山口県開業:近未来オステオインプラント学会)2‐2‐1使用チップDr.島田昌明の術式ポイント 歯周外科治療の結果を大きく左右する因子として、(1)ルートプレーニング(歯根表面に付着した汚染物質の除去および歯根表面の滑沢化)と(2)骨平坦化(骨切除・骨整形)の2つが考えられる1)。両者は繊細な手技が求められると同時に、時間を要する処置でもある。 繊細かつ効率的な治療を行うために、ルートプレーニングにおいてはP25R-S(L-S)が有効である。根面にチップ先端の湾曲部をフィットさせ、歯冠側へ向け根面をこするように引き上げていく。根分岐部では水平ストロークの要領で使うと良い。 骨平坦化においては、まずSG5を用いて周囲骨に生理的なスキャロップ形態を付与した後、SG16A(B)で移行的に仕上げる2)。 さらに、歯根に近接したデリケートな部位の骨整形には、SG17、SG15Aが最適である。SG5モード選択 サージモードパワー設定 80%SG17モード選択 サージモードパワー設定 80%SG15Aモード選択 サージモードパワー設定 50%SG16A(B)モード選択 サージモードパワー設定 50%P25R-S(L-S)モード選択 ペリオモードパワー設定 100%
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