別冊 マイクロインデンティストリーYEARBOOK 2013
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図9 テーブルクリニックではディーラーより顕微鏡をお借りして実際に姿勢を体験してもらった.図10 センサーの入ったシミュレーターハットを被ってもらい傾きを調べている.図11 正面パネル中央にはタブレットPCを組み入れてマネキンの頭部との連動を見せている.5kgの鉄アレイを持ってセンサーを被せて傾きを実感してもらった.Pitch1Roll1706050403020100‒10185169253337421505589673757841925100910931177126113451429151315971681176518491933201721012185226923532437252126052689277328572941302531093193327733613445352936133697378138653949403341174201428543694453453746214705478948734957504151255209806040200‒20‒40183165247329411493575657739821903985106711491231131313951477155916411723180518871969205121332215229723792461254326252707278928712953303531173199328133633445352736093691377338553937401941014183426543474429451145934675475748394921500350855167Pitch1Roll1図14 縦軸は角度,横軸は秒数.顕微鏡を使わない場合の前後・左右の傾斜.約8分間の上顎臼歯の窩洞形成をグラフにした.Pitch MRoll M706050403020100‒10183165247329411493575657739821903985106711491231131313951477155916411723180518871969205121332215229723792461254326252707278928712953303531173199328133633445352736093691377338553937401941014183426543474429451145934675475748394921500350855167806040200‒20Pitch MRoll M18116124132140148156164172180188196110411121120112811361144115211601168117611841192120012081216122412321240124812561264127212801288129613041312132013281336134413521360136813761384139214001408141614241432144014481456146414721480148814961504151215201図15 顕微鏡を使った場合.同様に8分間の治療の前後・左右の傾きをグラフにした.ほとんど傾いていないのがわかる.図13 当院では義歯と抜歯以外のほとんどの治療に顕微鏡を使っている.図12 メガネフレームに付けたセンサーで頭部の傾斜角は後ろのPCモニターにマネキンが同期する.rollとpitch角度はそれぞれ1秒ごとに記録され,グラフに加工される.125しました.図14は顕微鏡を使わなかった場合.図15は使った場合です.縦軸は頭部の傾斜角度,横軸は時間(秒数)を示します.図14では平均の傾斜角がPitchで前傾50°前後,Rollで左右約40°絶えず傾いているのがわかります.一方,図15ではほとんどが5°以内,0°付近を示しているのがわかります.結果は一目瞭然ですが,顕微鏡を使わない場合,いかに頭部を傾けて長時間診療をしているかがわかります.私たちが歯科治療を生涯を通じたライフワークとした場合,それらの負担の蓄積がいかに大きいかを感じ取れます.マイクロ診療時の姿勢について別冊the Quintessence 「マイクロデンティストリー YEARBOOK 2013」
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