新・歯科人間ドック基本マニュアル
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咬合検査図3 咬合紙を口腔内に挿入する時の注意。受診者は座位で、開口量の測定時と同様に、自然な姿勢で頭部が安頭台から離れるようにし、歯列全体を覆うように咬合紙を咬合面に設置、ピンセットなどの挿入器具を口腔内から撤去した後にかみ合わせを開始してもらう。こうすることで、口角を引くことなく、自然な咬合位が記録される。咬合位は前方に移動しやすいタッピング位置ではなく、深く嵌合する位置まで数回かみ合わせて記録する。図4 検査用紙への記入例。口腔内における咬合接触の部位と咬合紙記録を目視で確認し、検査用紙の図中に描記する。この場合、接触面積や色の濃さまで再現する必要はなく、咬合面の、どの斜面で咬合接触しているかが描記されていることが重要である。これにより、検査時における受診者の顎位(筋肉位)が記録される。咬合接触部位85咬合紙を口腔内に挿入する時の注意検査用紙の咬合接触部位への記入例

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