別冊 臨床家のための矯正YEAR BOOK2013
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047株式会社ジーシーオルソリー臨床家のための矯正YEAR BOOK 2013図6 症例1.顎間牽引後アンカースクリューを固定源にした部分矯正.咬合時開口時bac図4 症例1.初診時MRI.図5a~c 症例1.アンカースクリューと顎間ゴムを利用した顎間牽引の治療経過.a:初診時,圧痛(+),b:5か月後,圧痛(-),c:12か月後,圧痛(-).やすとも報告されている2. そこで,アンカースクリュー(オルソリーインデュースMS-II)と顎間ゴムを利用した顎間牽引を侵襲的治療とともに開始した(図5).どの理学療法を行うことにより筋性の症状は改善すると予想するものの,咬合の変化が可逆的であるとは保証できない.また,開咬の進行,犬歯ガイドのない咬合の不安定さがかえって顎関節への負荷を増
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