ITI Treatment Guide Vol12
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図9 形成したトンネル(図1の症例)。図12 3回目の切開は骨組織に対して深く入れ、骨膜剥離子を使用して結合組織移植片を慎重に剥離する。98ITI Treatment Guide ・ Volume 12ら小帯、筋付着、または線維を取り除く。必要であれば、専用に設計されたトンネリング用のナイフ(Sculean-Aroca;Stoma、Liptingen、Germany)を使用して、乳頭組織の下部を形成してもよい(図7)。ただし、歯間乳頭組織を破壊しないように、またフラップの穿孔を避けるよう注意する。図10 #15または#15Cのメスによる口蓋部の最初の縦切開。図13 #15または#15Cのメスを用いてSCTGを採取。図11 結合組織を採取するために口蓋上皮と平行に行われる2回目の切開を示す。図14 採取されたSCTG。・ トンネルを準備し、シングルインシジョンテクニックで厚さ1~1.5mmのSCTGを口蓋から採取する(図10~14)(HürzelerとWeng、1999;LorenzanaとAllen、2000)。・ 採取直後に、ドナー部位は連続縫合、マットレス縫合、懸垂縫合、または単結節縫合により縫合する(図15)。図15 縫合した口蓋部。5章 インプラント周囲軟組織退縮

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