g図1g、h アバットメントの周囲に軟組織辺縁部を緊密適合させるため、隣在歯周囲では減張縦切開の単結節縫合と懸垂縫合を行い、歯冠側に移動した歯肉弁を閉創した。結合組織移植片はフラップで完全に被覆した。短いテンポラリークラウンを装着して、治療部位の軟組織との接触を最小限にした。5.2 インプラント周囲粘膜退縮の治療テクニック81図1e 台形状に挙上した部分層弁。望ましい歯肉弁歯冠側移動量になるように、乳頭組織のトップから水平切開(長さ約3mm)を行った。垂直方向への減張切開は、歯槽部粘膜に向かってやや末広がりにした。歯肉弁を歯冠側へ移動させるため、深部と浅部に部分層弁を形成する切開を行った。乳頭組織は口蓋側面に向かって外科的に上皮を除去した。図1f 隣在歯の歯肉縁レベルで固定した、遊離歯肉移植片の上皮を除去して作製した結合組織移植片。移植片の固定は、解剖学的な乳頭組織の基部ではインターナルマットレス縫合と、根尖側は通常のマットレス縫合により行われた。Peri-Implant Soft-Tissue Integration and Managementh
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