感染対策マニュアル
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機械室/ステリライゼーションルーム『決定版 歯科医院のための感染対策』P.22・23もチェック!ウォッシャーディスインフェクター(WD)。製品名:メラサーム10(MELAG社製)シーラー。製品名:メラシール100+(MELAG社製)PI(物理的インジケータ)。機器が正常に稼働したかを記録・確認するインジケータである。クラスBスチームステリライザー。製品名:バキュクレーブ31B +(MELAG社製)クラスSスチームステリライザー。製品名:メラクイック12+(MELAG社製)CI(化学的インジケータ)。器材に正常に蒸気到達したかを記録・確認するインジケータである。クラスBではPCDを、クラスSではDental-BMSを使用する。55 RKIガイドラインでは、滅菌が完了したら、無菌性保証をパラメトリックリリースによって実証しなければならない。パラメトリックリリースでは、毎回のスチームステリライザーの設置時の稼働性適格性確認(PQ)でのバリデーションされた滅菌条件に適合しているかを、物理的モニタリングで確認することが求められる。 物理的モニタリングには、スチームステリライザーが正常に稼働したかを記録・確認する物理的インジケータ(PI)と、中空構造内部へも含めた器材に蒸気が到達したかを記録・確認する化学的インジケータ(CI)がある。PIとCIの両方ともPQ滅菌条件と適合すれば、無菌性保証水準(SAL)が10-6に到達したと判断する。PIは毎稼働時に記録・確認し、CIは毎診療前すなわち朝に記録・確認をしなければならない。Check Pointステリライゼーションルームで使用する機器の多くは余熱を必要とするため、各機器の余熱に必要な時間を把握しておきます。季節によっては設定温度までに時間がかかる場合があるため、電源を入れるときは時間に余裕を持ちましょう。各機器の電源を入れるクラスBスチームステリライザーをモニタリングする物理的モニタリングの重要性Evidence

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