Chapter2 診療前における感染対策ルーティンワーク54コンプレッサーの電源を入れる。コンプレッサーや診療用バキューム(製品名:Ace-β[アクロス社製])などの機械が正常に稼働しているかを確認する。給水バルブの元栓は全開にする(ウォッシャーディスインフェクター[WD]、滅菌器)。エアーバルブの元栓を開ける(WD、滅菌器)。WDの電源コンバーターを入れる。Check Point機械室は医院の心臓部であるにもかかわらず、稼働確認が見落とされやすい場所です。万が一、コンプレッサーの電源を入れて各機械が正常に稼働しない場合、直ちに管理者である歯科医師に報告するとともに、どこでトラブルが起きているのかを確認します。院内で対応できない場合にはメーカーに連絡を取って修理の依頼をします。来院される患者さんへの対応も早急に行います。故障の状況によっては、数日間の診療停止にもなり得るため、定期的な点検作業が不可欠です。Check Point機械室は静電気が発生しやすく、ほこりが溜まりやすい場所です。日頃から、清掃を行いつねにきれいにしておくことが大切です。また、空間があるからといって、物置にしてしまうと点検の妨げになるため、物は置かないようにします。機械室の電源を入れる各機器の給水バルブ・エアーバルブを開ける機械室ステリライゼーションルーム
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