マイクロデンティストリーYEARBOOK2023
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PART1PART2PART4PART3図8 象牙質の張り出しを削合後,MB2の根管口が見えてきた.図9 発見したMB2の根管形成終了時.他の根管同様に形成することで根管洗浄,根管充填もきちんと行うことができ,より成功率の高い治療が可能となる.図10図11図12図10 MM根管の探索.先にMB根管とML根管の根管形成を終了してから探索したほうが発見しやすい.図11 MB根管とML根管間のイスマスを形成することでMM根管の根管口を確認することができた.図12 MM根管を形成.MM根管の多くはMBかML根管と合流するので,先に形成しておくと比較的早くMM根管を形成することができる.2 マイクロネイティブ世代は,マイクロスコープをこう使う!図7 MB2の探索.象牙質の張り出しを削合する必要がある.104別冊the Quintessence 「マイクロデンティストリー YEARBOOK 2023」 歯内療法の目的には細菌感染の可及的な除去があり,根管口の見逃しは治療失敗の原因の1つに挙げられる1.大臼歯においては未処置根管が多いことが知られている2.そのなかで,根管口の探索にマイクロスコープの使用は有効であることが数多く報告されている3~5. 図7~9は上顎第一大臼歯の近心頬側第二根管(MB2),図10~12は下顎第一大臼歯近心中央根管1根管口の発見

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