みんなにやさしいマグネットデンチャー
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104Q&A 本書の最後に,Q&A形式で,マグネットデンチャーの臨床において,読者がとくに気になるだろ治療にかかるコストのイメージは?比較的抑えることができる! マグネットアタッチメントによるオーバーデンチャーであれば,大掛かりな骨造成などを回避できる可能性があり,カスタムアバットメントなどの製作が必要なく,治療のコストを抑えることができる. また,マグネットは永久磁力のため,損傷などが既存義歯をマグネットアタッチメントによるオーバーデンチャーに使用可能か?可能な場合もある! その既存義歯自体に問題がなく,マグネットとキーパーのクリアランスが十分に確保できるのであれば,既存義歯をマグネットデンチャーに使用することも可能である.上顎右側臼歯部に部分床義歯が装着されていたが,やや不安定であった.インプラントを埋入し,マグネットアタッチメントを装着した.旧義歯にマグネットを装着することで,義歯の安定が図られた.う点について解説する.とくに,Q5は質問の多いところである.ない限り交換の必要がなく,治療後にコストがかかるのを抑えることにつながる. 義歯が破損した場合でも,通常の義歯修理で対応できることが多い. ただし,インプラントオーバーデンチャーにする際に,インプラントのサポートにより咬合力が大きく向上し,新たに義歯床内に金属の補強などが必要になる場合には,義歯を新製することが望ましい.マグネットデンチャーQ&AQ1A1Q2A24

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