矯正治療が先か
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4acfbdge124る.右側がⅠ級M型,左側がⅠ級D型であるが臼歯離開に関しては問題がないため,上顎は矯正をしない.下顎は前歯にIPRを加え,舌側移動してクリアランスを確保して上顎舌面の形態を確保する.ここがここがポイント①側方セファロ撮影のリップシールを見て,インサイザルエッジポジションと咬合平面は現状維持.②上顎前歯舌面の形態は天然歯を模倣した形態.③下顎前歯にIPRを行いリトラクトする.上顎前歯舌面形態を優先することで,適切なアンテリアガイダンスが獲得され,カップリングができる状態を矯正治療のゴールとする.④近心傾斜している₇₇をアップライトさせ,₆₆の歯冠近遠心幅径を確保できる部位まで7番を移動させる.矯正移動後に₇と₇,₇と₇の咬合状態が甘ければ歯冠修復でリカバリーする. 上顎咬合平面は変更せず,下顎前歯のわずかな舌側への移動と,₆₆へのインプラント埋入のため近遠心幅径の確保を目指して,₇₇のアップライトを目的とした矯正治療を計画した. 左右犬歯関係について,₃はローテーションがあ図84a〜g 上顎はフェイスボウマウント,下顎は中心位でマウントをする.上顎中切歯の形態をまず理想的にワックスアップ.下顎前歯はIPRを行い,舌側移動.両側大臼歯は7番をアップライトさせ,6番の近遠心幅径を確保する計画である.セットアップモデル

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