DHブックレットVol5_NoLink
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312314歯科手術アシスタント マスターBOOKPOINT基本的に、処置中はライトの位置を何度も変えないライトの位置が定まらないと、術野の明るさが変動して、処置を行いにくい。術者が集中しているときは動かさない。 「暗いかな?」という不安から、処置中についライトの位置を頻繁に動かしてしまってはいませんか? しかし、ライトの位置が定まらず頻繁に動かされると、術者は視野が明るくなったり暗くなったりして、処置を行いにくくなってしまいます。処置中は、基本的にライトの位置を何度も変えないようにしましょう。 ライトが適切な位置より多少ずれていても、ある程度口腔内に光が入っていれば、処置の区切りがつくまでは、位置を動かさないほうがよいでしょう。切削や切開時なPOINT不安なときは、直接術者に確認するそれでも不安だったら、「ライト入っていますか?」、ライトを動かした後には「ライト入りましたか?」と、直接術者に聞いて確認する。POINT変えるタイミングは、術者が術野から目を離したときライトを動かしたいときは、タービンを置いた瞬間などを狙って、セットし直す。どの術者がもっとも集中している時に手元が見えなくなってしまうと、視野が明瞭でなくなり術者が困ります。 ライトを動かしたい時は、術者がタービンを置いた瞬間などの術野から目を離したときを狙って、セットしなおすとよいでしょう。また、術者の視野にライトが入っているかどうかが不安な時は、直接術者に「ライト入っていますか?」などと聞いてみましょう。さらに、ライトを動かした後にも「ライト入りましたか?」と確認することによって、自分の不安な気持ちがなくなります。Dr.からのアドバイス術中の位置の調整は治療の進行に合わせて まず、治療開始時には、歯科医師が自分で治療野にライティングを行いますが、開始後からはアシスタントがライティングの主役です。右手にバキュームを持つ場合は、左手でライティングを行うため、左手での動作と移動に慣れるよう練習しましょう。 ライトを頻繁に移動させる必要はありませんが、処置部位が近心から遠心に移動するとか、手元で補綴物を研磨する場合など、治療部位や作業場面が変わった場合にスムーズにライティングを変えてもらえると、治療を進めやすいです。ライトの位置を変えるタイミング

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