お金と人で悩まない歯科医院経営の原則_Nolink
2/8

Do)、X線などで予後を評価し(CのCheckそのうえで、PDCAを回していきます。治療計画を立て(PのPlan)、治療を行い(Dのの動機づけもしていく(AのAction)となります。経営も同じようにビジョンや方針を明らかにしたうえでPDCAを回していきます。PDCAの出発点であるPは経営計画であり、経営計画書の中でビジョンや方針を明らかにします。そして経営計画書どおりに実行し、計画との乖離を評価して改善していきます。治療計画や予後の検証がない診療が対処療法になってしまうように、PDCAを回さない経営は、目先の業務や数字に追われたり、人が育たず定着率が悪い状態が続き、やがて院長先生は疲弊していくようになります。経営計画は数字計画ではありません。売上や利益などの数字は理想の医院をつくる手段でしかなく、燃料のようなものです。経営計画の9割は、理念・ビジョン・方針など言葉で表現されます。目標は、ビジョン達成のためのマイルストーンであり、5年後・3年後といった中期で設定します。今の売上利益や経営資源の延長線上で考えるのではなく、中期的に考えることで「もし××××が叶ったら」と、ワクワクできる目標設定がしやすくなります。中期をイメージできない場合は1年後に目標を設定します。また目標は売上利益以外に、患者様満足度の指標となる治癒率、患者様アンケート点数、リコール率なども設定したほうがよいでしょう。)、治療計画を改善していくとともにホームケア第Ⅱ章 経営の原則を医院経営に落とし込む3333

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る