ペリオインプラント再生治療2022_Nolink
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7章124抜歯即時&即時荷重&顎顔面補綴抜歯即時:Hämmerleらの分類より、抜歯即時は抜歯当日の埋入とされる。審美的な結果を高めるとされる一方、補綴主導の理想的なインプラント埋入位置と抜歯窩は一致しておらず、また、多くの論文でインプラント周囲軟組織の退縮リスクが指摘されており、高い技術レベルが要求される。即時荷重:Weberらの荷重プロトコールの定義ではインプラント埋入から1週間以内とされる。単独歯、複数歯および無歯顎欠損といった欠損歯列形態により咬合接触付与方法と予知性が異なる。適応かどうかは、修飾因子、埋入部位の状態、初期固定性(埋入トルクならびにISQ値)により症例ごとに判断をする必要がある。顎顔面補綴:腫瘍や外傷等により生じた大きな組織欠損を非観血的に人工修復装置を装着して機能・形態の回復を図る治療であり、口腔内の顎骨を含めた欠損を義歯で補うものを顎補綴と呼び、その維持にインプラント治療が用いられる。Immediate implant placement and Functional loading and Maxillofacial prosthesis

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