5a86b9図5 一次手術から3ヵ月後の二次手術時。欠損部は垂直的、水平的な軟組織が乏しい。根が残存している₁₁と比べると₃₂、₂₃がへこんでいることが認められる。図6 フラップを反転した状態。骨増生もオッセオインテグレーションも良好であることが確認できた。図7a、b アビテン(シートタイプ)を直径7mm程度に丸めてコラーゲンボールを作る。この時、可能な限り強く丸める。図8 ₁₁は顎提維持のためにサブマージとする。根をタービンにて骨縁下まで深く削りこむ。図9 減張切開を行いコラーゲンボールが多く填入可能なようにスペースを作る。図10 コラーゲンボール填入時。このようにコラーゲンボールを多く入れることが、その後のボリューム増大へ結びつく。図12 角化歯肉幅と大幅な歯肉の水平的増生が認められた。自家組織移植では1度でこのようなボリュームにするのは困難であると思われる。図13 術後パノラマX線写真。サブマージ部分も良好に経過している。図11 フラップを根尖側に移動して吸収性縫合糸にて縫合。角化歯肉幅を増大する。その後プロビジョナルレストレーションを調整して審美的な形態とし、さらにエマージェンスプロファイルの調整によって自然な歯頚ラインを作る。図14 軟組織増生から2年後の正面観。審美的な結果を得た。軟組織のボリュームもほぼ維持している。33コラーゲンボールテクニックを利用したペリオ症例水口稔之
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