d図1b~e 骨欠損部に移植骨を設置後、歯肉弁を元の位置に戻して外側交叉マットレス縫合にて上から歯肉を押さえるように縫合する。図1a 歯間乳頭部口蓋側に、歯間部骨欠損を避けて少なくとも3mm根尖側に位置付けた扇状の全層切開を行う。扇状切開をつなげ、口蓋側近遠心端に垂直切開を行う。歯肉溝内切開を加えた後、口蓋側から起こすように歯間乳頭部の全層弁を唇頬側に剥離翻転する。口蓋側も同様に全層弁を剥離翻転する。bceれた13。それ以降、移植骨の被覆やメンブレンの固定、血餅の保護を目的として、さまざまな術式が考案、発表されてきた。本稿では現在もっとも広く応用されている、CortelliniとTonettiにより報告されてきたテクニックを中心に、症例を基に解説する(図1~12、表1)。17Papilla Preservation Technique(PPT)1985年Takei HHらによって歯間部骨欠損部に骨移植を行うために考案された、最初の予知性の高い歯間乳頭温存術13。歯周組織再生療法における術式の変遷と適応症 岩野義弘
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