分類の図鑑細さい菌きんの分ぶん類るいTd菌Pg菌Sm菌Tf菌100Dr.Hiroのペリオ図鑑球菌、ソーセージのようにちょっとSm菌:Streptococcus mutans 位相差顕微鏡〈158ページ〉などでプラーク〈82ページ〉を覗くと、いろんな細菌がウヨウヨしている。丸い菌や長細い菌、らせん状の菌もいる。動いている菌もいればじっとしている菌もいる。見た目だけでもこれだけバリエーション豊富なのだから、性格も含めてきっちり分類すれば、もっともっと細菌の種類が増えてしまう。口腔内には700種類とか800種類の細菌がいるといわれるゆえんである。ここでは一般的な細菌の分類について解説する。classification of bacteria伸びると桿菌という。レッド・コンプレックス〈80ページ〉のPg菌〈66ページ〉やTf菌〈68ページ〉は桿菌である。残りのTd菌〈70ページ〉はちょっと変わり種でらせん菌と呼ばれ、コルクスクリューのようにクルクルと巻いている。ミュータンス菌は球菌で、数珠のように連なっているので連鎖球菌と呼ばれる。それに対して食中毒や心内膜炎をたま~に引き起こす黄色ブドウ球菌〈238ページ〉はその名の通り、ブドウの房のような集まり方をする。ちなみに歯周病菌の多くは桿菌である。らせん菌 桿菌球菌 3-2細菌の形態〈64ページ〉まずは見た目。丸い菌は
元のページ ../index.html#1