acbd上顎洞図3-24 単一の基底部垂直性隔壁(Al-Farajeの分類ClassⅠ)の場合。推奨される対応方法は、2つのウィンドウを別々に作成し(a)、続いて隔壁の両側から上顎洞底粘膜を挙上し(b)、Kerrison鉗子を使用して隔壁を除去する(c)。上顎洞へ骨移植材を填入する(d)(許可を得てAl-Faraje28から転載)。以下は、上顎洞底挙上術中の上顎洞隔壁に対する臨床的対応の基本原則である。奨する。重要である。入のために、前方の上顎洞への移植処置を事前に行うことができる。73• ほとんどの場合、骨窓を上顎洞内に押し込むのではなく、完全に除去することを推• 上顎洞への移植前に、隔壁の正確な位置、範囲、大きさを確認することがきわめて• ClassⅠまたはClassⅡ隔壁(Al-Farajeの分類)は、上顎洞底挙上術を複雑にするものではなく、術者は上顎洞底からの粘膜の剥離中に隔壁を考慮に入れる必要がある。• ClassⅢ隔壁では、術者は隔壁で区切られた2つのウィンドウを作成する。次に、上顎洞底粘膜を隔壁から挙上した後、Kerrison鉗子または止血鉗子を使用して隔壁を除去することができる。隔壁の正確な位置とサイズは、手術前にCTスキャンで確認する必要がある(図3-24)。• ClassⅣ隔壁は、粘膜穿孔のリスクを大幅に高め、手術が禁忌となる場合がある。• ClassⅤ隔壁の場合、隔壁の高さが術式を決定する。もし水平性隔壁が上顎洞底よりかなり上方にある場合は手術を行えるが、そうでない場合は水平性隔壁が上顎洞底に近接しているため、上顎洞への移植手術が禁忌となる可能性がある。• ClassⅥ隔壁は通常、上顎洞への移植手術の妨げにならず、将来のインプラント埋上顎洞隔壁の臨床的対応
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