アナトミー2
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1上顎と下顎の動脈、静脈、および神経支配a眼神経(CN V1)との交通枝Communicating branch with CN V1眼窩下孔Infraorbital foramen眼窩下神経Infraorbital n.前上歯槽神経Anterior superior alveolar n.頭)と頬骨顔面枝(頰骨弓上の皮膚)に分枝する。る口蓋神経(大口蓋神経と小口蓋神経)、上咽頭の感覚を司る咽頭神経よりなる。Zygomaticotemporal n.頰骨側頭枝Zygomaticofacial n.頰骨顔面枝眼窩下神経Infraorbital n.頰骨神経Zygomatic n.Foramen rotundumCN V3神経節枝Ganglionic n.正円孔上顎神経(CN V2)Maxillary n. (CN V2)眼神経CN V1下顎神経(CN V3)翼口蓋神経節Pterygopalatine ganglion後上歯槽枝Posterior superior alveolar nerves中上歯槽枝Medial superior alveolar n.三叉神経節Trigeminal ganglion中硬膜神経Middle meningeal n.28• 頰骨神経は、下眼窩裂をとおり涙腺神経に感覚線維の枝を出し、その後頰骨側頭枝(側• 神経節枝は、蝶口蓋孔をとおり鼻腔へと入る鼻枝(鼻口蓋枝)、軟・硬口蓋に分布す• 眼窩下神経は、(臼歯部に分布する後上歯槽枝と中上歯槽枝に分枝した後に)下眼窩裂をとおり眼窩に入る。眼窩底の眼窩下溝および眼窩下管をとおり、前上歯槽神経に分枝し、眼窩下孔を貫いて顔面に出る。つまり、終枝である眼窩下神経となる。この部位では、上唇挙筋の下で鼻側部や下眼瞼(下眼瞼枝)、上唇(上唇枝)に分布するいくつかの枝に分枝し、顔面神経線維と吻合する。上顎神経(CN V2)上顎神経(図1-11a)は、第Ⅴ脳神経(三叉神経)の第2枝である。その機能は上顎の歯、鼻腔、副鼻腔、眼瞼裂と口の間の皮膚の感覚の伝達である(図1-11b、1-11c)。上顎神経は、頭蓋内で中硬膜神経に分枝し、その後、正円孔をとおって翼口蓋窩に入り、頰骨神経、神経節枝(翼口蓋神経)、眼窩下神経に分枝する。

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