歯科医療従事者のための感染制御入門
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3-3エアロゾル対策 エアタービンや超音波スケーラーは歯科治療における必需品ですが、これらは基本的に注水下で用いるものであり、エアロゾルを発生させる原因となります。エアロゾルの量を減らすために水量を絞ると、本来の目的である冷却効果や洗浄効果が減弱してしまうため、十分な注意が必要です。 エアロゾルの飛散を抑制するには、口腔内サクションはもちろん、口腔外サクションの適切な使用が効果的です。また、ラバーダム防湿を使用することで唾液や血液の飛散を抑えることも推奨されます。3-3-2 歯科におけるエアロゾル図3-6 エアロゾルの抑制方法エアロゾルの抑制には口腔外サクション(a)と口腔内サクション(b)の併用や、ラバーダム防湿(c)の使用などが推奨されます。bac53

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