天然歯にこだわるGPの総合歯科臨床
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患者:55歳,女性 主訴:歯肉から出血症例26dacgf症例26a〜d 患者は,55歳,女性.上顎右側臼歯部の₄₃間の垂直性骨欠損,および₅₄間,₆₅間の水平性骨欠損を,リフィットとエムドゲイン ゲルを用いて,M-MISTにより歯周再生療法を施術した.症例26f〜h 縫合時および術後19か月後の口腔内写真とエックス線写真である.骨欠損部には骨が再生してきているが,歯間部歯肉がクリーピングしていないことが認められる.症例26e ₄₃間,₅₄間,および₆₅間の骨欠損状態.な骨壁が存在したが,₇₆間には存在しなかった(症例25a〜d).下顎右側臼歯部の水平性骨欠損部をリグロスを用いてM-MISTにより歯周再生療法を施術した.₅₄間,₆₅間の骨欠損状態を症例25eに,₇₆間の骨欠損状態を症例25fに提示する.縫合時および9か月後の口腔内写真とエックス線写真を症例25g〜iに提示する.₅₄間,および₆₅間の骨は再生したが,₇₆間の骨再生はわずかである.また,それぞれの歯間乳頭はクリーピングしていることが認められた.頬側,舌側ともに骨壁が存在しなければ,何らかの骨移植材を併用することが求められると感じた.b534434h445433546335434433334333333333術前2019年11月15日術直後2019年11月15日術後14か月2021年1月20日214

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