TQ別冊_歯科用レーザー
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summary 患者は55歳の女性で,上顎前歯部の動揺を主訴に来院.診断は広汎型■術前12巻頭アトラス40pで紹介100慢性歯周炎StageⅢGrade C.₂部にフレミタスがあり二次性咬合性外傷が認められ,デンタルエックス線写真,CBCT所見より重度な骨吸収が確認できた.歯周基本治療後の再評価時,同部位にBOPをともなう10mmの深い歯周ポケットが残存していた(1~4).手用器具や回転切削器具と違い,接触せずとも光が到達すれば生体組織への蒸散が可能であり,デブライドメントが困難であった部位の治療をはじめ,歯髄温存療法の新しい術式を生む可能性を有する.山口文誉神奈川県開業山口歯科医院〒231-0005神奈川県横浜市中区本町3-24-2ニュー本町ビル1FEr:YAGレーザーを応用した低侵襲歯周組織再生療法

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