ン候が4イ●日中はパソコン作業をすることが多い●偏咀嚼の自覚があり、左側噛み●食事の際、意識して強く咀嚼していた●日中に上下の歯を離さないよう、強く噛み込んでいた●教員という仕事柄、日々ストレスを抱えている患者概要初診初診年月職業主訴全身的既往歴歯科的既往歴患者背景Step1生活背景・顔貌の確認Step2口腔内所見の確認Step3エックス線写真の確認Step4歯周組織検査の確認Step5動揺・フレミタスの確認STEPごとのチェックポイントを示しますので、それを参考に、次ページの資料を見て考えてみましょう。萬田久美子 歯科衛生アセスメントでは、生活背景から読む患者さんの習慣、顔貌の所見から、1歯単位へと、大きな視点から小さな視点へ順序だててバランスよく診ていくことが大切です(図3)。 本パートでは、下野先生に学んだ「力」のサインの基本的な考え方を基に、実際のケースの基礎資料から読み取れるサインを一緒に考えていきましょう。45歳 男性2019年7月教員左上の詰め物が脱離した特記事項なし図3 歯科衛生アセスメントの順番筆者の臨床において、大きな視点から小さな視点へと順に見ていくことによって、力に関連するサインを効率的に見つけることができる。過去に3回SRPを行っており、口腔衛生指導も受けていた。前医でオクルーザルスプリントを作製したが、すぐに穴が空いていた。上記のSTEPに沿って、以下に示す基礎資料の中でどこに力のサインが見られるか考えてみましょう。咬合性外傷どこに力のサインが認められるでしょうか?大きな視点小さな視点69Question効率的に咬合性外傷のサインをつかむこのケース、どこに力の兆サ見られる?3一緒に考えてみよう!
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