DHとDRのための歯周ポケット鑑別ガイド
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*1 電気歯髄診断(EPT)は患歯の状態によって偽陽性が出ることもあるため注意が必要。  *2 CBCT:歯科用コーンビームCT歯であれば、まずはエンドへの対応を行うことがおわかりいただけると思います(エンドファースト)。これまで得た知識と、この図を使って、皆さんも一緒に考えながら実際の3つのケースを見ていきましょう。電気歯髄診断(EPT)*1反応なし(ー)(ー)便宜抜髄(文献5を基に一部改変して作成)歯周ポケットがあり、根面を触知すると歯石の沈着が明らかNOエックス線の透過像やポケット付着の改善を観察できた (一般的に経過観察期間は3ヵ月程度)YESYESYESSRPNONOSPT/メインテナンスNOYES骨欠損が根尖を取り囲んでいるNOYES再EPTCBCT*2撮影(SRP・咬合調整等)再評価で改善を確認できたNOYES平井友成、萬田久美子既根管治療歯である改善したSRPをしてはならない エンド・ペリオ病変が疑われる際に、治療と診査の流れを示したフローチャートを図8に示しました5)。失活図8 エンド・ペリオ病変が疑われた時の治療の進め方根管治療(必要に応じてSRP)治癒歯周組織再生療法他の可能性を含め再診断反応あり(+)歯周基本治療(+)16エンド・ペリオ病変の診査・治療の進み方このケース、エンド由来? ペリオ由来?3一緒に考えてみよう!

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