▢❻歯肉縁下う蝕▢❼歯の位置異常初診時に重要なこと詳しく説明する.なお,初診時に重要なことは「過去の推測」,「現状の説明」,「未来の予測」,「治療計画・治療順序」の4点である(図2). 上記4点をていねいに説明することで,患者さんに興味を持たせることができる.31過去の推測現状の説明(デンタルドック)未来の予測治療計画・治療順序エンドの5つの問題点妥協案によって予後が変わることを確実に伝える.この17項目のうち1つ欠けても包括的治療はない!▢❶顆頭安定位▢❷咬合高径▢❸側方運動▢❹前方運動▢❺咬合平面図2 臨床の幹:3領域(現状の検査17項目)と初診時に重要なこと.▢❶深い歯周ポケット▢❷骨の形態異常▢❸根分岐部病変▢❹歯肉-歯槽粘膜の問題▢❺欠損部歯槽堤の形態異常▢❶根尖病変▢❷不良根管充填▢❸エンド-ペリオ病変▢❹歯根破折▢❺不良コアだろうか? その異常な部位を,まず患者さんに伝えることから始まる. Chapter1で述べた「臨床の幹:咬合・ペリオ・エンドの3領域(現状の検査17項目)」の異常な部位を特定していく.17項目の詳細についてはつぎの章で咬合咬合の5つの問題点ペリオペリオの7つの問題点エンド過去の推測(発症原因)これらの17項目の疾患や異常が,なぜ発症したのか?未来の予測今後,この17項目がどのような疾患へ発展していくのか?治療計画・治療順序その疾患を食い止めるにはどのような治療を行っていけばよいのか?Chapter2 検査診断の基礎を学ぶ 資料収集&読影臨床の幹:3領域(現状の検査17項目)
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