院長先生とお話していると、給与は高い方がよいとの考えをもたれていることがありますが、大きな間違いであると思います。社会保険労務士の試験勉強をする時に学ぶのですが、ハーズバーグの動機づけ・衛生理論というものがあります。仕事に対しての満足をもたらす要因(動機づけ要因)と不満をもたらす要因(衛生要因)があり、前者は満たされるとモチベーションが上がるが、欠けても不満足になりにくく、後者は不足すると不満足につながります。具体的には表6を参照ください。 給与は衛生要因なのです。高くするほどモチベーションも正比例して上がるものではないのです。相場からあまりにも外れてしまうと不満足になるくらいで、しっかりと評価をしてあげて相場程度に上げていくことの方がよいのです。特に今年はがんばったので支払ってあげたいということであれば、賞与を上手く活用されるとよいと思います。高すぎる給与は問題です66動機づけ要因衛生要因表6:ハーズバーグの動機づけ・衛生理論・達成感・成長・責任ある仕事・チャレンジ・承認されること・昇進・給与・福利厚生・経営方針・管理体制・人間関係・作業環境・監督
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