ZYGOMATIC IMPLANTS 日本語版
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ab14211ZAGA:インプラントの軌道確立のABC時には、結果は理想的なポジションよりもインプラントが前位置になる。 現在、同じ機器がすべてのザイゴマインプラント埋入に使用されている。将来的には、アクセシビリティを向上させ、ZAGAテクニックでより多くの患者を治療できるように、ハンドピースとドリルのさらなる開発が必要である。しかし、このような改善があっても、すべての症例において理想的なインプラント位置を得ることが可能だとは限らない。図11-5 冠側入口における骨形成のないインプラントのための入口。(a)ザイゴマインプラントの入口点は水平的吸収を補う代わりに、より先端側に配置される。(b)ZAGAプロトコルに従い、最初の骨形成はより歯槽に近い位置に配置される。これにより、より良い力配分と良好な補綴設計が可能となる。口腔内入口点を決定する際の制限と可能性 歯槽堤で最適な入口点を選択するための記載された基準は、一般的に上顎後部骨の高さ4mm未満、および前方領域の高さ7mm以上の無歯顎個人に適用される。しかし、時折解剖学的条件のために、あまり理想的でない入口点を選択する場合がある。言い換えれば、解剖学的基準は、生体力学的な基準の前に尊重されるべきである。開口度合いと残存骨量は重要な要因である。また、下顎歯列は、インプラント埋入手術中に制限を加える。

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