若手臨床サブノート_臨床編
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超重要患者さんの患者さんの患者さんの患者さんのBP心理心理765211234564A▢▢▢▢▢B▢▢▢▢▢▢▢C▢▢▢▢▢心理心理中中中高低低低要   低要   高要   高*全顎的な治療=包括的歯科治療多い:6歯以上,少ない:5歯以下①天然歯(多) 補綴歯(多)②天然歯(多) 補綴歯(多)③天然歯(多)補綴歯(少)④天然歯(多)補綴歯(少)⑤天然歯(少) 補綴歯(多)⑥天然歯(少) 補綴歯(多)⑦天然歯(少)補綴歯(少)年齢若年  20〜40歳  高歯周治療中年  40〜60歳  中高齢  60〜80歳  低否   低全顎的な治療局所的な治療❶状況把握(緊張感を取り除く手助け)❷ミッション(長期的な予後を目標とする)❸ゾーパ(歯科治療で可能な範囲を提示)❹バトナ(提案したどの治療も選択しなかった場合の代替案)❺ターゲット(治療方針を決定する)❻Win-Win交渉包括歯科治療難易度表(天然歯・補綴歯・欠損歯・年齢・歯周治療・補綴・矯正の関係)バトナ欠損歯(多)欠損歯(少)欠損歯(多)欠損歯(少)欠損歯(多)欠損歯(少)欠損歯(多)矯正補綴否   低否   高(治療方針)4つのキーワード近江商人の「三方よし」6.信用「継続・リピート」信用:過去にするもの信頼:未来にするもの5.信頼(信頼関係の構築)4.共感(説明力)3.理解(傾聴力)2.疑心(会話力)1.警戒(第一印象)「理解から納得へ」「話の内容を受け入れる」「最低限の反応」「心を開かない」正中のズレ(過去の習癖)補綴装置の装着時期 (過去の歯科既往歴)3333333333333333233233233233333333333333433233333333333333333333233233333L3333333333333222112222232233333333333334337B333333333333333333333323333333333323333333ミッション最高目標最低目標提案したどの治療も選択しなかった場合の代替案❷咬合高径❸側方運動❹前方運動❺咬合平面咬合の5つの問題点❶深い歯周ポケット❷骨の形態異常❸根分岐部病変❹歯肉-歯槽粘膜の問題❺欠損部歯槽堤の形態異常❻歯肉縁下う蝕❼歯の位置異常ペリオの7つの問題点❶根尖病変❷不良根管充填❸エンド-ペリオ病変❹歯根破折❺不良コアエンドの5つの問題点妥協案によって予後が変わることを確実に伝える.この17項目の1つ欠けても包括的治療はない!左側側方運動左側側方運動臼歯咬合臼歯咬合左側側方運動未来の予測今後,この17項目がどのような疾患へ発展していくのか?3. 理解長期的予後の確立と安定した咬合保険診療・義歯・治療しない患者さんの心理過去の推測(発症原因)これらの17項目の疾患や異常が,なぜ発症したのか?2. 疑心Dr. Kuriharaの「治療計画・治療順序表」信頼関係構築のピラミッド歯科医師の心理1. 警戒現状の説明 …… P.75(デンタルドック)4. 共感過去の習癖過去の歯科既往歴それにより歯の寿命を決め,治療計画を立てる.10・パノラマエックス線写真・プロービングチャート・口腔内写真・CT・デンタルエックス線写真(過去の検査7項目)❶顎関節の変形 ❷犬歯のファセット ❸正中のズレ ❹左右の筋肉量    ❺補綴装置の装着時期  ❻根管治療時期❼欠損した時期咬合❶顆頭安定位ペリオエンド臨床の幹:3領域(現状の検査17項目)とは?交渉学(Win-Win交渉)難易度表 若手臨床医サブノートシリーズの第2弾である本書『困ったとき役立つ臨床編』は,先行発売された姉妹本『治療計画・治療順序編』で解説されている“Dr.Kuriharaの「治療計画・治療順序表」”に基づいた治療の流れとコツをまずは理解したうえで,読み進めてほしいと考えている. その理由としては,エビデンスや経験に基づいた治療計画・治療順序なくして,患者さんに満足していただくLongevityのある歯科治療は実践できないと考えるからである.しかし,患者さんの症状も考えも千差万別であるのが日常臨床の悩みどころである.そこで本書では,日常臨床でしばしば遭遇する「困りごと」に役立つ臨床ヒントをていねいに解説するように努めた.なお,項目ごとに,『治療計画・治療順序編』の何ページを見れば理解の手助けになるか,記載しているので,両書を交互に見比べ,臨床力アップにつなげていただけば幸いである. 本書は臨床での「困りごと」に対して,以下のように区分けを行った.初診 …… P.29過去の推測 …… P.29未来の予測…… P.113, 185プロローグ日常臨床でしばしば遭遇する

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