サイナスフロアエレベーションアルティメットガイド
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図1 上顎臼歯部へのインプラント治療計画に際し,CT 検査を行いインプラント埋入予定部位に十分な骨があるかを検査する.十分な骨があればインプラントを埋入する13).骨が不十分な場合には,傾斜埋入やショートインプラントで対応可能かを検討する.傾斜埋入やショートインプラントで対応不可能な場合に,サイナスフロアエレベーションを検討する.臨床所見とCT 画像などをもとにサイナスフロアエレベーション適応の可否を診断し,適応可能であれば埋入予定部位にインプラントが初期固定を得るための骨があるか否かを精査する.インプラントが初期固定を得るための骨があれば,クレスタルアプローチまたは同時埋入法(1回法)でのラテラルウインドウテクニックの適応となり,インプラントが初期固定を得るための骨がなければ段階法(2回法)でのラテラルウインドウテクニックを選択する.70インプラント埋入他の補綴方法を検討クレスタルアプローチ(歯槽頂アプローチ)上顎臼歯部へのインプラント治療を計画上顎臼歯部のインプラント埋入予定部位にYES適応不可同時埋入法(1回法)でのラテラルウィンドウテクニック(側方アプローチ)CT検査十分な骨があるか?ショートインプラントや傾斜埋入で対応できるか?NOYESサイナスフロアエレベーションを検討適応可安全・確実に治療を行うため,CTに基づく「ST分類」で治療難易度を精査NOインプラントが初期固定を得るための骨があるか?YES段階法(2回法)でのラテラルウィンドウテクニック(側方アプローチ)NOサイナスフロアエレベーションを安全に行うためのディシジョンツリー

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