アウシュヴィッツの歯科医

Benjamin Jacobs 【著】
上田祥士 【監訳】
向井和美 【訳】

2018年02月15日 B6判 396頁

2,090円(税込)

紀伊国屋書店

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◆「監訳者あとがき」より
書名に「アウシュヴィッツ」と「歯科医」の二つの単語を含む本書が目に入り、取り寄せて読んでみたところ、たちまち引き込まれてあっという間に読み終えてしまった。類書とは異なった部分も多く、好著と直感した。語り口も魅力的で、「この先主人公はどうなるのだろう」とハラハラしながら先を読まずにはいられない。若い読者が、ホロコースト関連の著作の中で最初に接するのに適当なものではないだろうか。

第1章 移送
第2章 ポーランドの小さなユダヤ人村
第3章 電撃戦
第4章 ドイツによる占領
第5章 ドブラのゲットー
第6章 シュタイネック
第7章 ゾーシャ
第8章 クルシェ
第9章 グーテンブルン
第10章 母と姉の死
第11章 家畜用貨車でアウシュヴィッツへ
第12章 アウシュヴィッツ
第13章 フュルステングルーベ
第14章 アウシュヴィッツの歯科医
第15章 死の行進
第16章 ミッテルバウ=ドーラ
第17章 バルト海の悲劇
第18章 灼熱地獄
第19章 どこへ行けばいいのか
第20章 戦後のドイツ
あとがき