絶版

HYORONブックレット

MTA その基礎と臨床

生体材料としての現状と展望

興地隆史 【編著】
井澤常泰・神戸良・末原正崇・須藤享・古澤成博・村松敬・山本信一・吉羽邦彦 【著】

2016年12月11日 A4変型判 80頁

5,280円(税込)

ヒョーロン

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月刊『日本歯科評論』誌上で好評を博した特集等を、雑誌掲載後の情報も適宜追加し、ワンテーマの書籍として読みやすく再編するシリーズ【HYORONブックレット】。
本書は『日本歯科評論』2015年9月号掲載「特集:MTAの臨床」、2016年6月号掲載「土木工学的観点からMTAを考察する」を再編したものです。

1 MTAの現状と生体材料学的特性
  MTAの動向
  MTAの開発から製品化まで
  ProRoot MTAの組成と硬化反応
  生体機能性の解明
  ProRoot MTAの改変と新製品の開発
  臨床データの蓄積
  各種のMTA系セメント
  MTA系セメントの今後

2 土木工学的観点からMTAを考察する
  ポルトランドセメントについて
  セメントの硬化メカニズム
  セメントと水の関係
  養生都は?
  セメントに水は浸透するのか?
  実際の水のセメント比は?

3 生物学的にみたMTAの有効性 ―MTAの生物学的特性と直接覆髄後の歯髄反応
  抗菌性
  生体適合性
  直接覆髄後の組織反応と修復象牙質形成機構

4 MTAに対する歯周組織の反応
  根管修復材としてのMTAの位置づけ
  MTAに対する歯周組織の反応

5 生活歯髄法におけるMTA ―覆髄材に求められる要件
  生活歯髄療法を行う意義
  生活歯髄療法とは
  生活歯髄療法の成功率
  生活歯髄療法に用いる覆髄材
  MTAを生活歯髄療法に用いる際の注意点

6 根管修復材としてのMTAの臨床的有効性
  ―穿孔封鎖,逆根管充填,アペキシフィケーションへの応用と成功率からみたMTAの有効性
  穿孔封鎖
  逆根管充填
  アペキシフィケーション(根尖閉鎖術)

7 根管修復材としてのMTAの臨床的有効性 ―逆根管充填材,穿孔封鎖材としての臨床応用
  根管修復材の歴史
  MTAは操作性が悪いのか?
  パーフォレーションの修復
  逆根管充填剤としてのMTA
  今後の課題

おわりに―MTAの今後の展望―
索引