生体と調和する歯周組織にやさしい歯冠修復物

その考え方とラボワーク

遊亀裕一 【著】

2014年06月10日 A4判 160頁

9,460円(税込)

クインテッセンス出版

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第1章 歯科技工士のための歯周組織の基本知識
第2章 歯周組織にやさしい歯冠修復物製作のための7つのルール
第3章 歯周組織への「力」の影響を防ぐ歯冠修復物
  -咬合調整の少ないクラウンの製作-
第4章 ラボワークにおける生体情報の活用法
第5章 各種画像データを有効利用できるデータベース作りのすすめ
第6章 歯周組織にやさしい歯冠修復物症例集
付録 ラボワークに役立つエックス線と歯周チャートの読み方

歯科技工士・歯科医師の必読の書

レビュアー: yaboti

5 ( 評価 : 5 )

2017-05-29(月) 読者によるレビューです

セラミックワークにおいて、ともすれば技工士はどうしても色調と形態に目が行ってしまうが、歯冠修復物は本来、患者のためであり、歯周組織にやさしくなければならない、と気づかせてくれる本です。

内容については、項目立てもまとまっており、
最初に「歯周組織の基本知識」があって、次に「製作のための7つのルール」と続く。写真もイラストもきれいでわかりやすく、親切でていねいである。
また、「ラボワークにおける生体情報の活用法」や「エックス線と歯周チャートの読み方」もあり、単なるケースプレゼンテーションの本ではなく、「歯周組織にやさしい歯冠修復物」を製作するためのノウハウがぎっしりと詰まっている。

第3章の「咬合調整の少ないクラウンの製作法」も『そこまでやるか!?』と言葉が出そうである。

CAD/CAM時代であるが、アナログ技工にも、デジタル技工にも歯科技工士必読の本である。

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