絶版

支台歯形成と咬合の基本

小林賢一・真鍋顕 【著】

2010年09月25日 A4判 220頁

13,200円(税込)

医歯薬出版

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Ⅰ編 支台歯形成の基本とその背景
 1章 支台歯形成の基本的事項
   切削器械と切削器具
   支台歯形成のテクニック
   支台歯の仕上げ
 2章 支台歯と歯周組織の関係
   歯周組織
   Biologic width(生物学的幅径)
   クラウンマージンの設定位置
   クラウンカントゥア
   エビデンスに基づいた支台歯形成
 3章 支台歯形成における拡大鏡の利用
   拡大鏡の有用性
   双眼ルーペの特徴と選び方
   双眼ルーペの使い方(臨床例)
 4章 支台築造を考える(臨床例)
   支台築造体の要件
   支台築造体の力学的挙動と歯根破折
   支台築造の留意点
   ファイバーポスト
   合着用セメント
   ファイバーポストの使用にあたって

Ⅱ編 有歯顎の咬合に関する基本的事項
 1章 下顎位の診査・診断の重要性
   下顎位とは
   下顎位の診断の重要性
   中心位に誘導する技術・知識の重要性
 2章 最適な下顎位としての中心位
   最適な下顎位に必要な条件
   顎関節の解剖学的構造と機能
   下顎運動との調和
   筋肉の作用方向
   中心位の定義とその変遷
   中心位と咬頭嵌合位の関係
 3章 中心位への誘導
   中心位の記録に影響を与える因子
   中心位への誘導法
   患者自身による記録法
   術者の誘導による記録法
   適切な中心位への誘導法
 4章 咬合調整の適応と基本的術式
   咬合調整の定義―咬合平衡,選択削合との区別
   咬合調整の適応
   咬合調整を適用した症例
   咬合調整の基本的術式
   咬合調整を行うにあたって
 5章 咬合論とその変遷
   PMSシステム
   ナソロジー
   Biological occlusion
   有歯顎の咬合様式
 6章 咬合高径の評価法とその変更
   咬合高径の評価法
   咬合高径の挙上
   咬合高径挙上の方法
   咬合高径の決定
   咬合高径を挙上した症例

若手の臨床医 必見!

レビュアー: 匿名希望

5 ( 評価 : 5 )

2011-01-29(土) 読者によるレビューです

大学の先生の中ではおそらく臨床の実力No.1
“泣く子も黙る”小林賢一先生と、
あまりオモテにお出にならないので、
その存在すら神話になりかけてる“伝説”真鍋顕先生(香川県開業)が
支台歯形成と咬合について書かれました。

本書の中では特に「支台歯形成総論」とも言うべきパートは圧巻です。
支台歯形成の本はこれまでにも何冊かありますが、
削り方やデザインは学べましたが、
他に応用が利きません。

支台歯形成を通して、補綴とは?
を我々に語りかけてくれているような気がします。

咬合のパートは、現代咬合論の成り立ちについて、
歴史的文献のレビューがとても貴重だと思います。
GPには必携の部分でしょう。

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