萌出障害
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粘膜性の萌出遅延萌出遅延₇歳₂カ月の男児.上顎乳前歯脱落後,上顎₁番が半年以上萌出しないという主訴で来院した.異常嚥下癖が生じていたため,説明のうえ即日電気メスにて開窓術を行った.₈歳₆カ月.上顎1番は萌出したが,異常嚥下癖はすぐには解消しないため開咬になってしまった.開咬改善のためにドラッグバックを中心とした機能訓練を行っている.10歳₆カ月.機能訓練により開咬は改善した.萌出遅延という明らかな原因がわかっており,早期の対応ができたため機能の改善は難しくはなかった.  755乳歯の早期脱落により異常嚥下癖が生じた症例1)

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