ブックタイトルapollonia_201701

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概要

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2017.01 010オウル歯科埼玉県草加市石塚ひろみ氏Ishizuka Hiromi日本大学歯学部卒。日本摂食リハビリテーション学会、国際抗老化再生医療学会、日本臨床アンチエイジング研究会、POIC 研究会、NPO 法人摂食コミュニケーション・ネットワーク、埼玉県障害者歯科相談医、日本糖尿病協会登録医。スタッフ:歯科医師3人(非常勤2人)歯科衛生士4人(非常勤)歯科助手3人(非常勤)ユニット:3台 医院がある松原団地は約50年前に開発された地域。亡き父が「田中歯科診療所」として開設したが、石塚ひろみ院長が11年前に引き継いだ。そして1年前に地域の再開発に伴い、駅前に移転。医院名も、父が好きだったフクロウにちなみ、「オウル歯科」と改称した。 「お口はカラダの玄関」をモットーに、高齢者対応、歯科訪問診療、障がい児の診療などに力を入れている石塚院長に、現場での工夫やリスク管理などについて聞いた。院長でありながら他院に勤務―高齢者や障がい者の診療に力を入れているそうですが、きっかけは。石塚 7年前に歯科医師会から依頼されて、訪問診療で義歯を作ったのが最初です。その時は義歯を作っただけで終わってしまいましたが、外来では見えないけれど、切実に歯科治療を求めている患者さんがいるということが強く印象に残りました。 この地域は50年ほど前に開発された団地ですので、もともと外来も、腰が曲がっていたり、脚が不自由だったりする患者さんが多く、歯や口のことだけでなく、体全体を診て診療する必要性を感じていました。また、私は以前から咬合や整体、美容など体全体のウェルネスにも興味があって学んでいましたが、それらと高齢者の診療に通じるものを感じました。―高齢者医療や在宅診療のノウハウはどのように学んだのですか。石塚 まず、在宅医療やリハビリテーションについて、歯科だけに限らず医療高齢者・障がい者も支える「街の保健室」を