ブックタイトルapollonia_201701

ページ
34/38

このページは apollonia_201701 の電子ブックに掲載されている34ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

apollonia_201701

2017.01 G11院長 今回は義歯の修理を勉強しよう。日常的に「入れ歯が壊れた、合わない」とよく訪問診療の依頼を受けるよね。T君 はい。院長に同行した時、義歯のトラブルがかなりありました。痛みで食べられなくなったという主訴で口腔内を観察すると、破折した義歯が痛みの原因だったことも多々あります。院長 では、そんな時どうするの?T君 診療室であれば、破折面を合わせてみてピッタリであれば瞬間接着剤で付け① 簡単な義歯の破折修理ばらばらになった義歯の修理て、その上から即重レジンで固定します。さらに内面から破折部位を削り、即重レジンを盛り、口腔内で圧接して研磨します。補強線を入れることもあります。院長 ほぼ完ぺき。破折面が合えば簡単だね。細かくステップを説明しよう。?義歯の破折面をエアーできれいにする。?食物や唾液、取れそうな破折片を除去。? 破折面同士を合わせてみて、溝がピッタリかどうかを慎重に確認する(瞬間接着剤での固定は1回だけしかできない。2ばらばらになった義歯。補強線もなく破折面がピッタリ元に戻るので、瞬間接着剤で破折面を付けてから即重レジンで修理。1 2瞬間接着剤は一回だけのトライなので慎重に行う。3ゆっくり慎重に元に戻す。4無事完成。咬合しない所を即重レジンで補強、咬合部位で義歯が薄いと再度破折するので、対合歯を削合しておく。5