ブックタイトルapollonia_201701

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概要

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問題のスタッフお悩み相談室2017.01 126012018年からのスタッフの集め方衛生士が医院に求める給与額が急に上がったということです。特に都市部にその傾向が強く、勤務医は3年目で月額基本給45万円以上を希望、日当は3万~3・5万円と跳ね上がっています。歯科衛生士は新卒24万円以上、中堅で26万、30代になると28万~32万円を望む人が多いです。その傾向は2018年以降、さらに加速するでしょう。 そんな中、私が行ったのは40代の積極雇用です。もっと若い人を希望する先生もいますが、最近の40代は綺麗で若々しい人が多く、実際面接に来ると、40代に見えないと先生方に驚かれます。また、子育てが一段落したので夜遅くまで勤務してくれる人も多いです。 40代のいいところは、それなりに人生経験があるので臨機応変に行動できること。患者さんにも柔軟に対応できます。また、1970~75年生まれはとても多いのです。 ある医院で20代の受付が急に退職することになりました。院長は彼女の言葉遣いが気に入らず、注意するとすぐに嫌な顔をしたり、アポイントを埋めてくれないという悩みを持っていました。そこで40代の受付若いスタッフがすぐ辞めて集まらないQ 「2018年問題」をご存じでしょうか? 2015年時点で4割の大学が定員割れしているといわれ、2018年ごろには18歳人口が減り始めるということです。つまり、その3年後の2021年には歯科衛生士が激減し、その翌年には歯科助手・受付・事務長の新卒採用が難しくなり、さらに2年後の2024年には新卒勤務医の採用が難しくなるということになります。 2016年から当社で採用サービスを提供するようになりました。年の後半に感じたのは、勤務医と歯科㈱グランジュテ代表 私は、3代続く歯科医院で院長夫人として運営管理に携わってきました。その中で最大のお悩み事が「スタッフをどう集め、定着させるか」ということ。スタッフに生き生きと働いてもらえる環境をつくるのが歯科医院経営のカナメだからです。そこで、スタッフの雇用と育成にまつわるお悩み事相談室を開設しました。丹野祐子