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2016.02 114アポイント帳●取材・文:編集部「マネジメント歯科衛生士」さまざまな「予防」をつなぐ役割 現在、日本で進められている予防型歯科医療の現場には、共通点と相違点があります。共通点は、個別的なリスクを唾液検査や画像診断などで把握し、治療計画・生活指導に生かしているところです。初診時ないしは、それに近いタイミングでリスクスクリーニング的な検査を行うことと、検査自体がモチベーションツールとしての意味合いを強く持っていることも特徴的で、・動機付けや行動変容が伴わなければ検査の意義が弱まる=医院側のコミュニケーション能力が問われるのです。 全く病態がないなど、自費診療で長期的な管理をしていく必要性の大きい症例も多いため、医院全体としての提案力が診療の成績に大きく影響してきます。マネジメント歯科衛生士(MDH)の役割 今後の歯科医療のカギを握るとされる歯科衛生士。本来業務の重視など、歯科医療現場での見直しが進んでいますが、さらに一歩進んで、一定のトレーニングを積んだベテラン歯科衛生士が医院のマネジメントの中核を担うという在り方が模索されています。それが「マネジメント歯科衛生士(MDH)」の育成・活用です。日本歯科審美学会第26回学術大会(11月22、23日・東京)で報告され、大きな注目を集めている取り組みの一部を紹介します。リスクに応じた歯科臨床・医院経営の最適化育成の実際