ブックタイトルapollonia_201512

ページ
22/32

このページは apollonia_201512 の電子ブックに掲載されている22ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

apollonia_201512

2015.12 074安田編集室Newstopic175 歯科医師の多くは疑問に思いながらも、突き詰めて「なぜ?」と追究しない傾向があります。代表的な例は、なぜ、歯周病は「痛い」と感じないのか、ということです。痛みは生体のシグナルですから、歯周病が痛みを伴わずに進行することは臨床的にも大きな問題ですし、それだけでなく、「痛みがない」原因を作る物質によって生体に大きなリスクが生じることが分かってきました。日本における口腔細菌学をリードしている日本大学歯学部・落合邦康教授に伺いました。歯科医院 キャビネ・ダンテール御茶ノ水院長、NPO法人あなたの健康21「歯と口の健康を守ろう会」理事長。東京医科歯科大学卒、パリ大学医学部大学院(フランス政府給費留学生)を経て歯学博士(東京医科歯科大学)。東京医科歯科大学講師などを経て、同大非常勤講師・臨床教授を歴任。日本接着歯学会評議員(元副会長)、日本補綴歯科学会代議員。著書『来て見て接着』(クインテッセンス出版)他。日本大学獣医学部卒業後、日本大学松戸歯学部副手。同助手、講師を経て明海大学歯学部教授。2005年より日本大学歯学部教授。研究テーマは、短鎖脂肪酸の微生物病原性に及ぼす影響(微生物間相互作用)、微生物代謝産物のエピジェネティク制御、口腔細菌の免疫応答に及ぼす影響、歯周病原性菌を誘因とする全身疾患。編集室長安田 登 氏聞き手:本誌編集長・水谷惟紗久口会座辛談今回のお客さま落合邦康 氏