ブックタイトルアポロニア21 2013年7月号

ページ
7/12

このページは ap_tachiyomi_1307 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ap_tachiyomi_1307

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

ap_tachiyomi_1307

0332013.07薬事規制は厳しくなる? 今回は、日本も含めて「国別展示」が盛んでした。特に、製造技術のブランドイメージが個別的だった日本が国別展示をしていたのには、大きな意義があったと思われます。 一方で、展示企業数は多いものの、競争力を失ったり、「展示品の魅力が今ひとつ」と注目されなかったりした国もありました。「競争力が減退した」と実感させられたのは韓国メーカーです。やはり、アベノミクスが効きすぎたのでしょうか。前回のIDSの時には良い場所に巨大ブースを出していた新興CTメーカーも、ほとんど閑古鳥の状態でした。 韓国の低迷は、IDSより前の2月に開催されたシカゴ・ミッドウィンターミーティングの時から顕著でした。韓国企業の場合、国内市場をほとんどアテにできないため、高額で陳腐化の早い余剰在庫を抱えてしまうと、将来的にかなり厳しい展開が予想されます。 時代変化を嗅ぎ取った投げ売りではないかと感じたのは、アマルガム関連器材のブースがなぜか増えていたことです。国連環境計画(UNEP)が今年初めから「水銀使用の禁止」に向けた工程表を発表していますが、この中には、歯科のアマルガム充填処置も当然含まれています。 世界歯科医師連盟(FDI)や国際歯科医学会(IADR)なども、水銀に代わる安価で安全な充填材料の開発に乗り出すところだとされています(『日本歯科新聞』1月29日号)。いずれ流通