歯ブラシ処方箋Ⓡ
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PART4 歯ブラシ処方箋®の使い方図4b 歯肉の炎症が改善した際に発行した歯ブラシ処方箋図4a 歯肉の炎症が改善歯肉は引き締まり、炎症が改善してきた。ブラッシングの技術は向上し、患者のモチベーションも維持されている。 初診時、321123の唇側歯頚部にはプラークが多量に付着し、唇側辺縁歯肉は著しく発赤していました(図3a)。 このような歯肉では歯ブラシの毛先が唇側辺縁歯肉に当たると痛いため、積極的なブラッシングが困難になります。不適切なブラッシングを行うと辺縁歯肉をさらに退縮させてしまうので、超軟毛の歯ブラシ(ルシェロ歯ブラシOP-10/ジーシー)を処方し、ライトアングル法を指導しました(図3b)。 図4aのように歯肉の炎症が改善した後は、軟らかくコシのある毛がプラークを優しく除去し、歯肉を傷つけにくい歯ブラシ(バトラーハブラシ#244/サンスター)に変更し、ライトアングル法を継続しています(図4b)。ブラッシング時に痛みを感じなくなるまで炎症が改善した。さらに効率よくプラークを除去していくことを目的に、軟らかくコシのある歯ブラシに変更した。85

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