歯ブラシ処方箋Ⓡ
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PART3 歯ブラシを処方する その後、辺縁歯肉のゴツゴツ感が減り、徐々にクリーピングしてきました(図B-4)。ブラッシングが安定してきたため、ライトアングル法でのブラッシングを継続しつつ、より毛にコシがありプラーク除去効果の高い、バトラーハブラシ #233(サンスター)を処方しました。デンタルフロスも引き続き使用してもらいました。 唇側辺縁歯肉はさらにクリーピングし、ほぼ生理的な形態に改善しました(次ページ図B-5)。そこで、歯ブラシをプラーク除去効果の高い普通のかたさのバトラーハブラシ #222(サンスター)へと変更し、辺縁歯肉のレベルを維持するため、ライトアングル法を継続しました。図B-4 クリーピングがみられた歯肉(1992年4月)毛先の方向とブラッシング圧が改善したことで、唇側辺縁歯肉がクリーピングしてきた。バトラーハブラシ #222(サンスター)歯ブラシの処方P.44図2のフローチャートによる選択3回目の口腔衛生用品処方のプロセス歯列の状態永久歯列期歯肉の状態  健康~中等度炎症歯肉の厚み薄い使用者の状態自分で磨く・不自由ない患者の特徴●ブラッシング時の毛先の方向が適切である●ブラッシング圧、ストロークがコントロールできる●唇側辺縁歯肉が適切な位置までクリーピングしたバトラーハブラシ #233(サンスター)歯ブラシの処方P.44図2のフローチャートによる選択2回目の口腔衛生用品処方のプロセス歯列の状態永久歯列期歯肉の状態  傷がある歯肉の厚み薄い使用者の状態自分で磨く・不自由ない患者の特徴●ブラッシング時の毛先の方向が適切である●ブラッシング圧、ストロークがコントロールできる●歯肉にクリーピングがみられた8655

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