歯医者さんに教えて! どんなお薬飲んでいますか?
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11手帳・カードがつなぐ信頼関係4 医師や病院などから配布された、疾患に関する手帳や資料をお持ちの場合はご提示ください。血圧手帳やワーファリン手帳、糖尿病手帳などからは、日頃の疾患のコントロール状態を知ることができます。また、ハイリスクカード(感染性心内膜炎予防)、ペースメーカ手帳、てんかん患者用緊急カード、ビスホスホネート系薬剤服用患者カードなども安全な歯科治療を行うために大切です。さらに全身的な疾患に関して医師から渡される資料やパンフレットには、歯科治療に関する注意点が記載されている場合がありますので、そのような資料をお持ちでしたら歯科医師または歯科医院スタッフにお知らせください。お持ちいただきたい手帳・カードの例❶ペースメーカ手帳❷ペースメーカカード❻ワーファリン手帳❹血圧手帳❺血圧手帳の測定記録 あなたは感染性心内膜炎(心臓の中の弁や、内膜に細菌などがつき、高熱や心不全、脳梗塞、脳出血などを起こす病気)を起こしやすい心臓病があります。 そこで、①歯を抜いたり、歯槽膿漏の切開などをしたりする場合には適切な予防が必要となります。必ず、主治医の歯科医にそのことを伝えて、適切な予防処置を受けてください。②歯槽膿漏や、歯の根まで進んでしまった虫歯などを放置しておくと感染性心内膜炎を引き起こしやすくなります。定期的に歯科医を受診して口腔内を診察してもらいましょう。③口腔内を清潔に保つために、歯ブラシや歯ぐきのケアを怠らないようにし、正しく歯科医の指導を受けてください。④感染性心内膜炎を引き起こす可能性が示唆されている手技や手術があります。手技や手術を受ける前に、実施医に感染性心内膜炎になりやすいことを伝えてください。⑤高熱が出た場合、その熱の原因が特定できない場合や、すみやかに解熱しない場合には、安易に抗菌薬を内服してはいけません。その場合には、循環器科の主治医に相談してください。感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドラインより(2008年改訂版)発行元:アボットメディカルジャパン株式会社発行元:日本メドトロニック株式会社発行元:特定非営利活動法人日本高血圧協会発行元:特定非営利活動法人日本高血圧協会発行元:エーザイ株式会社https://medical.cat.eisai.jp/useful/prescribe/pdf/WF0043.pdfより❸ハイリスクカード

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