実践 咬合再構成を極める
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術後14年8か月経過時(2017年12月)bacfde図17-a〜f メインナンス時デンタル・パノラマエックス線写真および口腔内。患者は66歳となった。加齢変化や体重の増減のため、歯肉リセッションが認められるが、エックス線上では骨吸収も認められず安定している。 咬合平面と歯列、側方調節湾曲に対して、是正が行われているが、ポイントセントリックにこだわり、窮屈な咬合を与えたために、歯肉のリセッションが起きている。ただ、基本治療にこだわったため、エンドの病変、二次カリエスなどは、エックス線上でまったく問題が出ておらず、ノントラブルで経過してきている。現在、半年に1回のペースでメインナンスに訪れている。本症例のまとめRecommended material咬合面グルーブ・3面形成マージン形成にミディアムシャンファーショートバー  最大径1.6mm ダイヤ長6mm 全長20mm舌側面の形成にクリアランスバー 最大径2.3mm ダイヤ長4.2mm 全長19mm3面形成やマージン形成咬合面グルーブなど様々な形成に使用可能ミディアムシャンファースタンダードバー  最大径1.6mm ダイヤ長8mm 全長22mm咬合面ベベル・フレア形成・コンタクトの形成にライトシャンファーバー  最大径1.4mm ダイヤ長8mm 全長22mmインレー形成舌側ショルダー形成にラウンテッドショルダーバー  最大径1.6mm ダイヤ長4mm 全長19mm仕上げにライトシャンファーバー マイクロファイン 形状はT06と同じTMダイヤモンドバー(ハーマンズ社製)第2部・成功する診断~治療計画のポイント第1章 本当に多い不正歯列をどう治す?33

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