結果が出る!歯科衛生士を院内で教育する仕組みづくり
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 先生の医院では、採用の際の面接は誰がしていますか? 筆者がおすすめしているのは、院長先生以外のスタッフがまず最初に面接する方法です。面接をスタッフにさせる際には、表31のようなシートを用意しておきます。これを、面接を行うスタッフに渡して、シートに沿って面接を行ってもらいます。 この方法では、院長先生の体調や気分によって面談の質が乱れないということがいちばんのメリットです。面接者からすると、院長先生よりも自分に近い存在のスタッフに面接されることによって、緊張感が少しやわらぎ、本音を話しやすくなります。 スタッフからしても、院長先生が採用を決めてから初めて採用者に会わせてもらうよりは、自分が採用時に少しでも関与することで当事者意識が生まれやすいものです。院長先生だけで面接し採用を決めると、既存のスタッフは「院長先生が勝手に決めた」と捉え、新人に愛着がわきにくいことがあります。面接の時に一度顔を合わせていれば、一緒にやっていけるかどうか確認できるため、入職後に既存のスタッフと折が合わないということも減り、働きやすい雰囲気が生まれます。 では、面接シートの作成以外に、スタッフに採用面接を任せるためには、募集時や募集中に何に気を付け、どんな準備をしておけばよいのでしょうか。一緒に見ていきましょう。採用面接は、一緒に新人を育てるスタッフにもさせる19memo94

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