結果が出る!歯科衛生士を院内で教育する仕組みづくり
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表25 4つのステップで行う医療で必要な技術の教育ステップポイント1 手本を見せるいちばん理想的な動きをしている人を見学させる①まず、習得する技術を正しく理解できているか、口頭で説明できるかを確認する②実際に本人が仕事をしているところを確認する③口頭での説明と実際の仕事を見て、理解の正確さを検証する2 実際にさせて  サポートする実際にさせてみて、できている点は「できている」と伝えるできていない点がある場合、①どこを間違えているのか、質問する②本人に考えさせる。答え合わせする③再度、手本を見せる3 部分的に任せるできるところは自分で仕事を遂行させ、できていないところを報告させるできていない点がある場合、①どこがまだダメなのかを報告させる②どうすればできるようになるのかを本人に考えさせる③できないところのみ支援する※けっして指摘や嫌味を言わないこと※この時点で、本人の能力の限界を把握しておくこと4 全体を任せてみる教えた内容に関しては、全体を本人だけに任せ、できるだけ自分で考えて実行させる①気になっても、一定の距離を保ち見守る②「離れて見ているが放置しているわけではない」と、きちんと伝える③できないときはできるまで練習させる院長としては、①手本を誰にするか、②指導内容が正確か、院内で統一されたものか、③次に技術面をフォローする予定が立っているか、④「任せる」が「放置」になっていないかの4点に気をつけたい。第2章 歯科衛生士教育の仕組みづくり69

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