結果が出る!歯科衛生士を院内で教育する仕組みづくり
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 まずは、歯科医院における歯科衛生士教育が活きるための基本を押さえましょう。大切なのは、教える対象とその目的を明確にしてから教育をスタートさせることです。これらを明らかにしなければ、教育の計画を立てることはできません。 ①誰を教えるのか?先生の医院で教育が必要なスタッフは? 入職者全員? 新人歯科衛生士だけ? 中途採用も? など対象者を明確にしておきましょう。 ②なぜ教えるのか?なぜ院長先生は「うちの歯科衛生士に教育の必要がある」と思われたのでしょうか?﹇例﹈新人が入り、知識と技術の統一が必要なため ③目標は何か?対象の歯科衛生士には、教育をとおして何ができるようになってほしいですか?﹇例﹈自院で適切な仕事をしてもらう、スキルアップと働く覚悟を持ってもらう ④何を教えるのか?目標を達成するために、具体的に教える内容を整理しておきましょう。﹇例﹈院長先生が大切にしている医療の考え方、医療人としての意識・医院理念 指導や研修は目的ではありません。「人を育て期待する成果をあげる」ことこそが教育の目的なのです。そのためには、「教育」と「実践」のなかで適切なタイミングでの評価を行い、継続して人材育成に取り組む環境の整備が必要なのです。教育が活きるための基本 — 教える対象と目的を明確に1memo24

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