インプラントYEARBOOK 2018
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ノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社症例1:下顎側切歯部へのNobelActive®の応用(図1~10)・患者年齢および性別:23歳,女性・初診日:2014年4月・経緯:矯正専門医より₂₂の先天性欠如のためインプラント治療依頼にて来院.れている,セメント固定の残留セメントのリスクを回避するためにスクリュー固定の上部構造を計画した.解剖学的制約が厳しい下顎前歯部のインプラント治療2)では正確でピンポイントな埋入ポジションの設定が重要であるため,SmartFusionTMによるガイドサージェリーを計画した(図3).図1a,b 初診時口腔内写真.矯正専門医より₂₂の先天性欠如のためインプラント治療依頼にて紹介され来院.左側の近遠心スペースが不足しているため,再度その矯正専門医に説明するとともにスペース確保を依頼し,患者にも矯正専門医への再受診を勧めた.図2a,b 矯正専門医再受診後6ヵ月の矯正終了後の口腔内写真.図1の状態と比較して,左側の近遠心にインプラント埋入可能なスペースが確保されている.矯正専門医との連携のもとに術前矯正が終了したので,インプラント治療に移行した.図3a~c NobelClinician®を用いた治療計画の立案.NobelActive® 3.0(13mm)を使用したSmartFusion™によるガイドサージェリーを計画した.図4a~c SmartFusion™にて完成したサージカルテンプレートでスターティングポジションを決定し,2mmのガイドドリルでインプラント窩を形成した後,NobelActive® 3.0(13mm)を埋入.初期固定が良好なため1回法で7mmのヒーリングアバットメントを装着した.図5a,b 術後のデンタルX線写真.SmartFusion™によるガイドサージェリーを応用するとピンポイントで正確な埋入ポジションの獲得が可能となる.₂aaaabbccbbba₂254Clinical Report

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