日本顎関節学会学術用語集
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1.本学術用語集は,2010年7月~2017年6月にかけて,一般社団法人日本 顎関節学会用語検討委員会を中心として編集されたものである.本学術用 語集に収載の用語は,教育・論文執筆・学会誌投稿などの際に使用する学 術用語である.2.本学術用語集では,顎関節や咀嚼筋を中心として顎顔面領域に疼痛や機能 障害を引き起こす疾患あるいは障害,さらにはそれらの鑑別疾患の検査・ 診断・治療の教育,研究および臨床に必要と判断される用語について収録 した.3.収載の用語1,565語は,五十音順に配列し,通し番号を付して実用性を高めた.4. 一用語についての解説は,①見出し用語,②用語の読み,③用語の英語表記,④用語の定義・解説とした.見出し用語は,ゴシック体として視認性を高めた.5.「→」で参照先の用語を示した.すなわち,→で示した用語のほうが優先して使用すべき用語であるか,あるいは上位に位置する用語であることを示している.6.見出し語に関連の深い関連語に関しては,見出し語とその関連語を一度に 理解できるよう便宜を図るために,関連語には用語番号を付記せずに五十 音順に1字下げて並記した.7.括弧の用い方は次のとおりとした. ①〔 〕内は,省略してもよい文字を示す. 例)顎変形〔症〕,顎関節〔雑〕音 ②( )内は,その前の文字と置き換えてよいものあるいは前の語の説明, 限定を示す. 例)仮(偽)性球麻痺,外側極(下顎頭の)8.使用漢字は,近年の漢字政策および新しいJIS漢字などに鑑みて,いわゆ る正字体を採用することとした. 例)頬→頰,頚→頸,弯・湾→彎9.索引には用語番号を付した.索引として挙げた用語は,①見出し語,②同 義語,③英語表記,④解説文中で使用された歯科用語である.10.人名は原則としてカタカナ表記とした. 例)イーグル症候群,コステン症候群11.いくつかの英語略語はそのまま英語表記とした. 例)QOL,SUNCT症候群12.複数の意味合いをもつ用語に関しては,①_________,②_________, ③_________として,解説項目を併記する体裁をとった.13.解説は原則として1文目を体言止めとし,表現の簡明化を図った.凡例8
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